みたかマロン動物病院ブログ BLOG

防災シリーズ① 平常時に準備しておくこと

動物看護師の菅野(かんの)です。
 

災害とは切っても切れない縁がある日本に住むみなさま、もしもの時の対策はしていますでしょうか?

 
わたくし菅野は、昨年災害支援動物危機管理士®︎の資格を取得し、今年度からこの資格を持つ愛玩動物看護師からなる団体の動物支援ナースに参加をしており、今後動物の防災に関する普及啓発活動をおこなっていこうと思っています。

 動物さんと飼い主さんのお役に立てるよう頑張ります!

 
勉強したことや活動の中で学んだ事を当院のブログやInstagram、院内でも伝えていけたらと思います。

 
 
 
防災シリーズの第一弾は

 「平常時に準備しておくこと」です! 

 
まとめてみました↓

 ✅ワクチンの接種、寄生虫駆除と予防

ワクチンのブログでお話ししましたが、避難所では他の動物と集団生活になる可能性があります!

しっかり予防をおこなうことで、わんちゃんねこちゃんの安全にも繋がり、感染症の蔓延を防ぎます。

犬→狂犬病予防接種(法的に義務!)、混合ワクチン接種、フィラリアノミマダニ予防

猫→混合ワクチン接種、フィラリアノミマダニ予防

平常時に定期的な予防をおこないましょう! 
 

 ✅マイクロチップの装着、迷子札の着用

犬の場合、鑑札及び狂犬病予防注射済票の装着も必要です。(狂犬病予防法)

マイクロチップの登録ができていれば、マイクロチップが鑑札の代わりとなる市区町村もあります!(狂犬病予防法の特例制度)

マイクロチップが鑑札代わりとはならない市区町村もあるので、役所に確認しておきましょう。 

三鷹市、武蔵野市は調べたところ、マイクロチップが鑑札代わりになるようです🙆‍♀️

小さい子にとっては重たかったりしますし、誤食癖のある子には安心安全で、なんて便利なんだ!と思いました👏

マイクロチップが入っていても、迷子札はつけておいた方がいいです!

なぜなら、マイクロチップはマイクロチップリーダーが無ければ情報が読み込めません。 
 

迷子札がついていれば、マイクロチップリーダーがない場合でも、誰でもすぐにご家族に連絡することができます!

迷子札が取れてしまう場合もありますので、もちろんマイクロチップの装着もしましょう。

 
 
 
 
 ✅基本的なしつけ

避難所で周囲に迷惑をかけないように平常時にトレーニングをしておきましょう。

•決まった場所で排泄できるようにしておく

•キャリーケース、避難時のケージに入る練習

•人や他の動物に必要以上に吠えないようにする(犬)

•人や他の動物に怖がらないように慣らしておく

 
 
 ✅安全な場所の確保

飼い主不在時に災害が起こった場合、家具が倒れたり家が壊れたりなどで、ペットに危害が及ぶことがないような家づくりをしましょう!

倒れる危険がある家具は壁に固定しておいたり、ガラスに飛散防止フィルムを貼ったり、家が災害に耐えられるか確認しておく必要があります。

 
 
 ✅ハザードマップ、避難所の確認

自宅が災害が起きた際、どのような状態になる可能性があるのかハザードマップを見て調べておきましょう。

嵐や台風が来て川が氾濫し洪水の可能性があるのか、地震が起きたらどうなるのか、土砂災害が起こる場所なのか、市区町村のハザードマップと避難所マップを確認しておきましょう

確認すると同時に、災害時はどのように避難をおこなうのかを家族で話し合っておくことも重要です。

 
 
 ✅避難時の持ち物

これはまた後日投稿させていただきます!

どんなものが必要かなー?と考えておいてください!

第二弾の「避難時の持ち物」は、まとめ終わり次第投稿いたします🙌

 
 
 
🐈

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