みたかマロン動物病院ブログ BLOG

猫の混合ワクチンについて🐱💉

 

猫の混合ワクチン」は、わんちゃんに絶対接種させる必要があると国の法律で決められている「義務」の「狂犬病予防注射」とは異なり、接種するかは飼い主さんの意思で決定できる犬の混合ワクチンと同様の「任意」のワクチンです。 
 
              引用:https://jp.unicharmpet.com/ja/web-magazine/cat-000025.html
 

ワクチン接種で予防できる病気

 

【猫ウイルス性鼻気管炎】
主な症状

咳・くしゃみ・鼻水・目やに


・初めは咳やくしゃみ、発熱、鼻水など風邪のような症状が続く。

・目やになどが多くなり、角膜炎や結膜炎を引き起こす。

・感染力が強く、他のウイルスとの混合感染も多いため、特に子猫の場合は重症化し、死亡する場合もある。

・回復してもウイルスは体内に残り、ストレス等が原因で再発することもある。

 
 
猫カリシウイルス感染症

主な症状

口内炎

口腔潰瘍

舌潰瘍
 ・海外では致死率の高い株の報告がある※。

 ※強毒全身性猫カリシウイルス感染症(VS-FCV)

 
 ・一般的に咳、くしゃみ、発熱、鼻水など、風邪に似た症状が続き、悪化すると舌や口の中に水泡や潰瘍が見られるようになり、肺炎を起こすこともある。


 
 ・他ウイルスとの混合感染で合併症などを引き起こすと、死亡する場合もある。


 ・回復後もウイルスを排出するため、感染源としても注意が必要。

 
 
 
猫汎白血球減少症死亡率が高い病気です!

主な症状

激しい嘔吐

下痢、血便

 
 ・猫パルボウイルス感染症とも呼ばれ、最も危険な感染症の1つ。

 
 ・子猫や若い猫に発症することが多く、嘔吐、強い腹痛、下痢(血便)、高熱、急速な脱水などの症状がみられ、死亡率が高い。

 
 ・妊娠中の猫が感染すると胎子にも影響。

 
 【猫白血病ウイルス感染症

主な症状

貧血

リンパ腫

免疫力の低下

 
 ・免疫機能の抑制、貧血、リンパ腫の原因となり、さまざまな症状がみられる。

 ・胎子に感染すると高い確率で死産となる。

 ・感染した猫の血液や唾液、涙の中には大量のウイルスが存在し、尿や糞便中にも含まれる。

 ・一般的に感染した猫の唾液との長期接触(ケンカ、グルーミング、食器の共有)によって他の猫に感染。

 ・発症すると治療が難しい深刻な病気のため、しっかり予防して感染に拡大を防ぐことが重要。

 
 
 
猫クラミジア感染症

主な症状

目やに

 
・主に結膜炎と上部呼吸器症状がみられ、感染が続くこともある。

 
・まれに一過性の発熱、食欲不振や体重減少がみられる。

 
・猫同士の接触で感染し、まれに人に感染することもある。

 
上記の感染症は、他の猫との接触以外にも、人間が持ち込むことで感染が起こる可能性もあります。

他の猫を触った場合は、しっかり手を洗ったり消毒するなどが必要です。

犬の混合ワクチンのブログでもお話ししましたが、災害時の避難所生活では一緒に過ごせない場合が多く、動物たちは人とは別の場所で一箇所にまとめられての避難所生活になることもあるため、混合ワクチンで病気の予防をしておくことが望ましいです。

人もそうですが、日常とはかけ離れた制限された環境では、ストレスがかかり免疫力も低下します。衛生的な環境にできる状況にもないかもしれません。

その中でもし感染症が発症したら…愛猫が他の猫ちゃんから感染する可能性もありますが、愛猫が感染源になる可能性もあります。

予防はできても、治療が難しい病気があります。

 
いつどこでかかるかわからないのが感染症の恐ろしさです。

 
愛猫ちゃんのためにも、他の猫ちゃんのためにも、ワクチンで予防できる病気はしっかり予防しましょう。

 
 
当院では

 
3種混合ワクチン(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症)

 
5種混合ワクチン(3種+猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症)

 
のご用意があります。

 
 
気軽にご相談ください!

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